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法事とは親族、友人、知人が集まって、故人の供養を行うことを言います。法要後には、皆で故人を偲びながら会食も行います。
会食は一人当たり通常4,000円～5,000円程度の料理を準備するのが一般的です。
会食には通常、僧侶もお呼びしますが、ご都合によってはご辞退される場合もあります。
法要は自宅で行う場合と菩提寺のお寺で行う場合とがありますが、自宅で行う場合には僧侶にお越しいただく形となります。
納骨がまだの場合は法要に合わせて納骨も行います。またお墓がある場合にはお墓参りも法要後に行います。
法事は不特定多数の方が参列する葬儀や告別式と異なり、あらかじめ施主が法事の日時を菩提寺の僧侶と決めて、
参列者を招待して行います。
法事に呼ばれた参列者は通常ご仏前（ご霊前）やお供えを持参しますので、
施主はそれに対して感謝の気持ちを込めて、会食でもてなしたり、法事のお返し（粗供養）を渡すのが一般的となります。
法事のお返しの予算としては、通常3,000円～5,000円程度で用意するのが一般的となります。
法事のお返しでは香典返しと異なり、頂いた金額で相手方によって品物を変えるのではなく、
皆に一律で同じ品物を渡すのが通常となります。
地域によっては、過分にご仏前を頂いた場合には、後日にその分お返しをする場合もあります。
法事のお返しは通常、施主が会食後や参列者が帰る際にお渡しするのが一般的となります。
法事のお返しをお渡しする際には、施主がその場でお礼を述べて品物を渡すため、
通常は「挨拶状（お礼状）」は特に付ける必要はありません。
法事のお返しには挨拶状を付けることは通常はありませんが、以下のような場合には挨拶状を付けることがあります。
参列者が多い法事などでは、施主がすべての参列者一人一人と話をすることが難しい場合があります。
また法事のお返しを渡す際には慌ただしくゆっくり話をできない場合もあります。
そのような場合には、あらかじめ用意した挨拶状を別途付けてお気持ちを伝える場合もあります。
内容はさまざまですが、「法事にお越し頂いたお礼」「無事に法要を済ませたご報告」「供養の印として品物をお渡しする内容」などを入れるようにします。
法事の参列予定者が急遽事情により欠席した場合、郵送（現金書留）にてご仏前を送ってくる場合があります。
また他の参列者に「施主に渡してください」とご仏前を預ける場合もあります。
そのような場合には法事を済ませた後に、速やかにお返しの品を宅配便などで送るようにします。
宅配便で法事のお返しを送る場合、直接にお礼を伝えることができないので、その代わりとして挨拶状を付けるとよいでしょう。
内容は「法要に際して頂いたご厚志のお礼」「無事に法要を済ませたご報告」「本来であれば直接お会いしてお礼を伝えたいが、書面にて失礼するお詫び」
「供養の印として品物を送る内容」などを入れるとよいでしょう。
「せっかくお寺から頂いたありがたい戒名なので、挨拶状に入れて皆に知らせたい」
「今回は父の三回忌、母の一周忌と祖父の十三回忌をいっしょに行うので、その内容を挨拶状に入れたい」等、
参列者にお知らせしたい内容がある場合には、挨拶状を付ける場合があります。
挨拶状は自分の言葉で作ればよいと思いますが、宗教・宗派によっては使うことができない表現もあります。
よくわからない場合には、インターネットで調べるか、又は法事のお返しを専門のギフトショップに発注している場合には、
そこで内容を確認してもらうとよいでしょう。
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