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法事のお返し(粗供養)は、法事に出席して頂いた方にお渡しする品物のことを言います。 法事のお返しは出席者すべてにお渡しするのではなく、ご仏前(ご霊前)を頂いた単位でお渡しするのが一般的となります。 例えば、ご夫婦で法事に参列された場合、通常はご仏前はまとめて一つとなりますので、その場合は法事のお返しも一つお渡しするようにします。 また親子で出席された場合、子供が成人して経済的に独立している場合には、親と子供のそれぞれからご仏前をもらう場合があります。 その場合は、親と子供のそれぞれに法事のお返しを渡すようにします。
法事に出席された方には、法要後(もしくは会食後)に、法事のお返しを施主が手渡しで出席者に渡します。 法事のお返しの用意を忘れた場合を除いて、通常は法事の際に品物をお渡して、持ち帰ってもらうのが一般的となります。
法事のお返しは通常は手渡しでお渡しするのが一般的ですが、以下の場合は宅配便で送る場合もあります。
法事に出席される方が遠方から来る場合、車でお越しになる場合は問題ありませんが、 飛行機、新幹線などを使って参列される方は、荷物になる場合があります。 そのような場合には、当日に本人に「(法事のお返しは)後日に宅配便で送る」旨を伝えて送るようにします。
法事の出席者が高齢の方の場合、自分で法事のお返しを持って帰るのが大変な場合があります。 特に洗剤や調味料など重量のある品物や寝具のように大きな品物は持ち帰るのにも大変です。 その場合にも、後日に送る旨を本人に伝えて、品物を送るようにします。
法事に参列できなかった方が、郵送(現金書留)でご仏前を送ってくる場合があります。 また法事に出席される方にご仏前を預ける場合もあります。その場合には、法要後速やかに宅配便で品物を送るようにします。
法事のお返しを宅配便で送る場合には、きちんと「のし紙」「挨拶状」を付けて送るようにします。 のし紙は「志」が一般的ですが、地域によっては「粗供養」「茶の子」とする場合もあります。 挨拶状は法事に出席された方には必ずしも付ける必要はありませんが、郵送などでご仏前を頂いている場合には、 お礼を直接お伝えできないので、なるべく挨拶状は付けるようにします。 法事のお返しを宅配便で送る場合、ギフト商品であればある程度の賞味期限はあるのが一般的ですが、 あらかじめ準備しておいた「お菓子」などを送る場合には賞味期限もありますので、 早めに送るとよいでしょう。
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